2002年7月24日

東洋エンジニアリンググループがネットバンク向けの送金サービスシステムを構築
=米ベンチャーとの提携が実を結ぶ=

東洋エンジニアリング株式会社(TEC、本社・千葉県習志野市、取締役社長 広瀬俊彦)と東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(B-ENG、本社・千葉県習志野市、取締役社長 千田峰雄)、以下「TECグループ」)は、金融分野で実績のある米国ベンチャー企業、ファイテック・ラボラトリーズ社(Fitech Laboratories, Inc、本社・米国カリフォルニア州、President & CEO 松島利幸、以下「Fitech Labs.」)との提携により、少額決済専業ネット銀行であるイーバンク銀行(株)(*1)殿向けに、金融取引向けシステム・インフラ「xTrade」(*2)を利用した「メール送金」システムの開発・構築を実施し、このたび本システムの運用が開始されました。
このシステムの特徴は、イーバンク銀行での口座保有者は、相手先の支店番号や口座番号を知らなくてもメールアドレスだけで送金が可能であり、また1口座あたり複数のアドレス登録が可能であることから当事者間の決済が簡単かつ即時に実施できます。また、ネットオークション等では入金先として口座番号開示が不要となり、プライバシーの保護にも役立ちます。年内には、パソコン利用者のみならず、携帯電話利用者やイーバンク銀行に口座を持たない相手への送金へと機能が拡大される予定です。
TECグループは、このFitech Labs.社との提携の他、英国・ウィルコ・インターナショナル社(Wilco International Ltd社)やインド最大のソフトウェア会社タタ・コンサルタンシー・サービス社(TATA Consultancy Services)との提携をベースに、証券の決済システム分野や銀行の基幹システム分野など、金融分野におけるビジネス展開を、eソリューション事業の一環として積極的に行って参ります。

(*1) イーバンク銀行(株)は、2001年7月に開業した少額決済専業ネット銀行。本社は、東京都千代田区内幸町、代表取締役社長・松尾泰一。

(*2) 「xTrade」は、Fitech Labs.社が開発したコンポーネント(ソフトウェア部品)の組合せによってシステムを構築しているオブジェクト指向型システム・インフラであり、同社の独自技術によりシステム拡張性と運用上の安定性を保持しつつ大量のデータ処理を可能にしています。また、このシステムの利用により、システム開発・導入期間を従来より短縮することが可能となります。

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