潜在ハザード解析

概要

プラントに係る法律は規制緩和に向かっており、自主管理のために潜在ハザードを評価することが重要なリスク管理の要素となっています。
潜在ハザード解析は、取り扱う物質や運転状態に起因して製造施設等に潜在するハザードおよび運転上の問題点を探り出すことを目的とします。
このようにして、潜在問題を事前に評価することで、効果の高い対策を立案することができます。
潜在ハザード解析報告書は、労働省の「労働安全衛生マネジメント指針」や、OHSAS 18001で必要となるリスクアセスメント資料となります。

潜在ハザード解析の実施例

プラントに潜在するハザードを認知し、投資効果の高い安全対策を実現しました。

実施作業の例

1. 解析手法の選定

  • 解析時期、設計資料の状況から、HAZOPを行うことを決定する。
  • 解析実施のために、プロセス設計、運転、制御の専門家で構成されるHAZOPチームを作る。

2. 解析の実施

  • CCPS-AIChE(*)のガイドラインに従った、HAZOP手順に基づいて、解析手順を確認する。
  • ガイドワードを用いて、系統的に解析を実施する。
  • 様々なシナリオについて、問題点を発見したり、問題が無いことを(再)確認したりする。

(*) Center for Chemical Process Safety-American Institute of Chemical Engineer

3. 解析結果のまとめ

  • HAZOPによる解析結果をワークシートに記録する。

実施による効果

  • プラントの潜在ハザードと運転上の問題点を明確に把握して、適切な対策を立案できました。効果の高い投資のための意思決定に活用できました。
  • 解析の記録(ワークシート)は、後々の改造に際して有効に活用できるほか、新任者への有効な教育資料としての活用も可能です。