2014年5月7日

東洋エンジニアリング株式会社(TOYO、取締役社長 石橋 克基)はブラジルの大手エンジニアリング会社SOG-オレオ・イ・ガス(取締役社長 Jose Luis Fernandes)と協力して、ブラジル国営石油会社(ペトロブラス)より、同国南東部ミナスジェライス州ウベラバに設置される日産 1,500トン・アンモニア製造設備の新設プロジェクト(UFN-5)を受注しました。プロジェクトのスコープはライセンス提供、設計、資機材調達、建設、試運転、運転支援で、プラントの完成は2017年前半を予定しております。

ブラジルでは、原料となる天然ガスの生産量が拡大しつつありますが、これまで肥料の多くを輸入しており、自国内生産を重要課題と位置付けております。一方TOYOはペトロブラス向けに1965年に尿素技術を提供して以来、プロジェクト遂行能力を評価されて継続的に肥料プラントを受注してきています。

アンモニアは肥料や化学品の原料として世界的に高い需要が見込まれており、TOYOはこれまでに世界各地で80件を超す実績があります。またブラジルでは肥料プラント以外にも石油精製プラント、ガス処理プラント、ガスパイプライン、洋上原油生産設備など30件を超すプロジェクトを遂行し、現在石油精製・石油化学コンビナートの大型ユーティリティ案件、ガス処理プラントや洋上原油生産設備等を遂行中です。

受注概要

客先 ブラジル国営石油会社(Petróleo Brasileiro S.A.、ペトロブラス)
受注者 SOG-オレオ・イ・ガス(SOG - Óleo e Gás S.A.)と東洋エンジニアリングのコンソーシアム
建設地 ブラジル・ミナスジェライス州ウベラバ
対象設備 アンモニア製造設備(日産1,500トン、米国KBR技術)
役務内容 ライセンス提供、設計、機器資材の調達、建設、試運転、運転支援
運転開始 2017年前半
契約金額 約21億レアル(約8億8千万米ドル相当)

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