専門知識はもちろん
全工程の浅く広い知識をもとに
業務を改善させる。

発電ユーティリティ設計 荻野 加奈子

発電ユーティ
リティ設計

荻野 加奈子

発電ユーティリティーエンジニアリング部
2010年入社 専攻:材料工学

仕事内容
ユティリティパッケージ機器の設計

私のやりがい

*ユティリティ**パッケージ機器の設計を担うチームに属しています。ユティリティはプラントの種類に関係なく、プラント運転に必須となる設備であり重要な役割を果たします。身近な生活に例えると水道や電気がそれにあたります。
プラントエンジニアリング、つまり大きな設備を造るということは多種多様な技術の結集であり、個人や単体部署だけで成り立つものではありません。社内他部門はもちろん、客先、ベンダーとの協力・コミュニケーションが重要となります。特にパッケージ機器を取り扱う我々の部署ではありとあらゆる他部門との協業が欠かせません。パッケージ機器内のプロセスや各機器に対する専門知識はもちろん、プラント全体、またEPCの全工程について浅く広い知識が必要となります。そのためには日々勉強することも大切な仕事の一つです。
7年目となりEPCの一通りの経験を積んだことで、より良い業務遂行のための改善点が見えるようになりました。部署内では、それを実際の業務に反映するため、他プロジェクトにフィードバックやアドバイスをすることに注力しています。

*ユティリティ:プラント稼働に必須となる、工業用水、スチーム、窒素ガスなどを生産する設備や廃水処理設備。
**パッケージ機器:プロセス、機器、配管、制御など含めたシステム一式をベンダー(メーカー)に一括発注する機器。ユティリティ設備は一般的にパッケージとして購入する。

パッケージ機器はシステムを一括購入するため、プロセス、機器、土建、配管、電計の要素がすべて含まれています。つまり、化学工学、熱力学、材料力学、有機化学などの基礎工学知識全般が土台となります。これらの知識を応用し、機器サイズを選定したり、ベンダー設計の妥当性を検討したり、客先の疑問に回答したりといったことが求められます。また、今まで学習したことのない分野の知識が必要となることも多々あります。

仕事風景

私の目標

実機運転で何かトラブルがあった際に、現場、もしくは部署内の指名でトラブルシューターとして呼んでもらえる存在になることが目標です。つまり、設計も現場もわかるエンジニアを目指しています。

一番思い出に残っている出来事

入社2年目終わりからのToyo-Indiaでの詳細設計が大きな節目となったと感じています。帰国後に、所属部署内で「丸くなった」、「変わった」と言われました。他部門などとの情報授受が必須であり、また大きなチームで動いている以上、自分一人ではどうにもならない、時には妥協しなければならないことも多々あります。それに気づき、それらを受け入れたことで、自分自身の働き方、働きかけ方も自然と変わったのだと実感しました。

OFFの過ごし方

一番大きな楽しみは旅行です。行ったことがない場所はどこでも興味対象です。基本自然が好きで、ダイビング、登山、カメラなどなど楽しんでいます。房総はすばらしいダイビングスポットです!!

OFF写真

学生の皆さんへ

自分がどう働きたいかという信念を持ち、それを主張すれば実現できる柔軟な職場環境だと感じています。仕事を楽しめるか、ただの仕事で終わるかはあなたの捉え方次第です。