大学で学んだ
力学の基礎知識をいかし
エンジニアとしての知見を深める。

機械設計 大山 和弥

機械
設計

大山 和弥

機械エンジニアリング部
2010年入社 専攻:機械工学

仕事内容
発注先の候補となるVendorをプロジェクト/購買部とともに発注先を決定
配管/土建/電気/計装など設計各部に必要な情報を発行

私のやりがい

機械エンジニアリング部に所属しており、入社より回転機械のエンジニアリングに携わっています。業務内容は時系列で見ると大きく発注前と後で分かれます。発注前の段階では、プロセスから発行される要求を基により具体的な機器タイプや仕様などをまとめ複数Vendorに見積もり依頼を出し、見積りを技術評価した上で、発注先の候補となるVendorをプロジェクト/購買部とともに発注先を決定します。発注後は、要求内容を満足するようにVendorより提出される図面のチェック及び修正コメントの返却を行い、配管/土建/電気/計装など設計各部に必要な情報を発行します。また状況に応じて、工場試験立会いや、サイトでのトラブルシューティングなども行います。
求められる技術・スキルは多岐に渡り、例えばVendorが提出する見積りや図書が技術要求を満たしているか判断するためのエンジニアリング知識、Vendorが要求を満たせない場合どうすれば解決できるのかを顧客、社内他部やVendorと調整する能力や、設計変更が起きた際のインパクトを正確に読み取り迅速に対応するための柔軟性などが挙げられます。また、技術的ではないかと思うかもしれませんが、コスト感覚を持つことも円滑なエンジニアリングのために意外と重要です。

大学で学んだ「4力」(材料力学、熱力学、流体力学、機械力学)は、機械エンジニアリング部での業務の基礎知識になっていると感じます。機械専攻以外の人も働いていますが、例えば機器の作動原理や製作方法について学ぶ際、「4力」のバックグラウンドがあると理解が早いでしょう。

仕事風景

私の目標

オイルメジャーの一流エンジニアと対等以上に渡り合えるようになることが当面の目標です。特に、ランプサムだけでなくコストレインバース業務も任されるようになれれば、エンジニアとしてのやりがいも大きくなると思います。そのためには、担当している回転機械の知見を広げ深めることはもちろんですが、何をすれば顧客がHappyなのか、顧客のコメントの裏側にどのような願望があるのかを意識して仕事をするようにしています。

一番思い出に残っている出来事

インドネシアのエチレンプラントで、メカニカルコンプリーション達成直前の試験運転でメイン圧縮機の軸封部から多量の漏れが検出されたことです。
現場で問題箇所を特定していくと、軸封部そのものではなく流量を計測する計器に不具合があることが判り、すぐに対応を取ったため事無きを得ました。その時は嫌な汗が出ましたが、自分の対応一つがプロジェクト全体の成否に大きく影響することを体感できた良い経験となりました。

OFFの過ごし方

趣味は学生時代から続けているギターです。Toyoには軽音楽部があり(!)、年に数回自分たちでLiveを開き演奏しています。色んな音楽性の人が集まっているので楽しいですよ。
あるプロジェクトのメイン圧縮機発注間際という超多忙な時期に、近くのJazz Barで演奏する話を頂いたことがあり、とても迷いましたが「迷ったらGO!」と自分に言い聞かせ、必死に仕事と音楽を両立したことは良い思い出です。現在は自宅に防音室を作り、仕事、家庭、音楽の「三立」を目指しています。

OFF写真

学生の皆さんへ

扱う機器のスケールや金額の大きさもさることながら、世界中のエンジニア(顧客、Vendor、協業先)と知り合えることもToyoで働く魅力だと思います。緊張感はありますが広がりを感じられる仕事ですので、ぜひToyoにエントリーしてみてください。

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