プラントの技術は
広範囲な科学技術の集大成。
知的好奇心がくすぐられる。

プロジェクトマネジメント 清水 巌

プロジェクト
マネジメント

清水 巌

インフラプロジェクト本部
2005年入社 専攻:電気工学

仕事内容
日本企業の中国進出案件にてプロジェクトマネージャーとして工場建設プロジェクト業務。
電気設備・配管や消防設備。

私のやりがい

プロジェクトの代表として、スケジュール・コスト・品質および安全の管理等を行っています。本プロジェクトには工事の見積作業時から一貫して携わっており、プロジェクトの方針や戦略(どの時期にどこから資材や機器を調達するか、どの点を重点的に管理するか、客先をどのように巻き込んで行くか、等)を最終的には自分で判断して来ました。社内外の様々な専門家や業者・現場のSupervisorとの打合せ、社内やインターネット上の情報収集を経て、各要素技術について一つ一つ客先に提案し、スケジュールとコストを睨みながらスピード感を持って決定していくこと、これが何よりもやりがいと感じています。
また、これらを最適かつ、タイムリーに実行していくために最も大切なことは人間関係(関係者と良好な関係を維持すること。情報源となる人間を知っていること。そして自分自身が信頼されること)であると思います。プロジェクトは一人ではほとんど何もできません。下請け業者(最近は協力会社と言いますが)、社内のエンジニアや輸送・調達・検査部等の各専門チーム、現場のメンバー、そして客先からの協力。これらが無ければ何も進みません。このような多種多様なメンバーとうまくやっていくことは時にとても大変で辛いものですが、逆に皆で力を合わせることができるようになったプロジェクトを経ると、掛替の無い仲間となり、その後のプロジェクトや自分自身の人生において大きな財産となるものです。この点がこの業界の最も楽しい部分であると思っています。

仕事風景

私の目標

まずは入社してから7年間実務として経験した計装設計を核に、建設工事におけるあらゆる要素を学びます。その上でプロジェクトとして総合的な視点から各フェーズにて必要な判断が下せるようになることが実務上の目標です。また、これらを実践することで、客先および関係者から信頼され、また仕事を一緒にしたいと思われる人間になることがその先にある個人としての目標です。

一番思い出に残っている出来事

前回のプロジェクトにて客先ドイツ人エンジニアと仕事をした際、それまで当たり前や常識で片づけており深く考えなかった要素技術についてとことん突っ込まれ、それによりそれらが日本固有のものであり、世界の常識から外れているのは寧ろ日本である部分を認識しました。それ以降、当たり前だったことについて「なぜ?」を繰り返すようになり、様々な要素を論理的に見る下地がでたこと、そしてその姿勢を客先が買ってくれ、追加でお金を出してまでヨーロッパの業者周りをさせてくれたことや現場に残し、試運転等に携わらせていただいたことが非常に印象に残っています。

OFFの過ごし方

学生時代からエレキバンドをやっており、自社や他社のメンバーとバンドを組み現在も定期的にスタジオに通っています。今年はラジオ番組のイベントに参加し、バンド対決で優勝することができました。また、それによりラジオ(かつしかFM)に出演するというなかなか楽しい思い出作りができました。

OFF写真

学生の皆さんへ

まずは自分が何をやりたいのか、どんな経験をしたいのかを妥協せず一生懸命に考えてください。その際、両親や友人、先輩など多くの人とコンタクトをとってみてください。様々な境遇の人と話をすることで、それまで見えなかった新しい世界がきっと見えてくるものと思います。そして、その世界がもしTOYOに僅かでも当てはまるようであれば、是非一度TOYOに来てみて下さい。なぜならTOYOにはきっとその熱い心に応えられる何かがあるはずだからです。