科学誌『Nature(ネイチャー)』に掲載されました。2021年2月4日

英国科学誌『nature』2月4日号の記事広告「Focal Point」で、内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の海底資源開発について紹介され、東洋エンジニアリング(TOYO)の海洋のレアアースの取り組みが掲載されました。

レアアースは近年急速に需要が高まるデジタル技術、再生可能エネルギー、ハイブリッドカーや電気自動車等の電池材料、磁気材料等に欠かせない素材であり、「低炭素(ゼロエミッション)」やSDGsを推し進めるうえで重要な資源です。このレアアースは日本の排他的経済水域(EEZ)内の大水深6,000mの海底面に存在しており、その開発は、日本の資源安全保障上も重要となります。内閣府SIPのもと、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)率いる日本勢は大水深6,000mからレアアースを回収するという、石油・ガスの大水深開発でも他に前例のない、世界初となる技術の開発を行っています。
TOYOは、これまで培ってきた資源開発技術、サブシー技術を活用して、海底6,000mからレアアース泥を回収するシステムの技術開発に携わっております。具体的には、粘性が高くスムーズに流れない海底面のレアアース泥をスラリーに変えて船上に汲み上げるために、攪拌翼(ブレード)、ポンプ、バルブ、監視センサー、電気および制御モジュールを備えたサブシープロダクションシステムを最適化するものです。

Nature誌記事へのリンク(英文): Japan pioneers extracting rare-earth elements from the deep sea
記事では、TOYOの描く将来の生産システム、世界初のレアアース版サブシーファクトリー(*)を視野に入れた取り組みを紹介しています。
(*)サブシーファクトリー:世界的石油開発・エネルギー会社であるEquinor(旧Statoil)社が提唱している、陸上若しくは海上の設備(ファクトリー)を海底(サブシー)に置くというコンセプト。Equinorのみならず世界中の石油開発会社が技術開発を促進している。

●JAMSTEC 海洋研究開発機構 2020年11 月4日にオンラインで配信された戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「革新的 深海資源調査技術」報告会のアーカイブ映像『2020年度革新的深海資源調査技術報告会『世界初、深海のレアアースに挑む』: https://youtu.be/iEv71RnatQw?t=4470
※レアアース泥回収システムについては、主に1:14:30~1:32:55に紹介されています。

サブシープロダクションシステムイメージ

JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」(©SIP/JAMSTEC)

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